電通国際情報サービス(ISID)は4月16日、同社が販売代理店として提供するSNS「Spigit (スピギット)」が、モスフードサービスの社内コミュニティサイトに採用されたことを発表した。

「Spigit」は米Spigit社が開発した、アイデアの収集 / 評価 / 採用を効率化するSNSで、社内でさまざまなアイデアを投稿・評価しあうことができる。社員から投稿された多数のアイデアを多面的に評価して優れたアイデアを抽出する仕組みも備えており、欧米ですでに約200社の導入実績があるという。

Spigitのサービスイメージ図(公式サイトより)

モスフードサービスがSpigitを採用した理由としては、参加状況に応じてさまざまなグッズと交換可能なポイントを獲得できるなど、社員の自発的な参加を促す機能がある点や、ISIDのコンサルティングサービスにより運営ノウハウが提供される点、初期費用を抑えられるSaaS型サービスである点が挙げられている。

モスフードサービスは創業40周年を迎え、社員が楽しみながら参加できるコミュニティサイトを立ち上げることで、経営理念などの意識共有に役立てたい考え。今後、約10ヵ月間に渡り、グループ会社を含めた社員約860人を対象に、ゲーム的な要素を取り入れた企画をSpigit上で展開するという。現在は、「モスの歴史」に関する写真展がSpigit上で実施されており、「未来のモス」をテーマにしたアイデアコンテストなどの社内企画も予定されている。