富士通は4月16日、富士通システムズ・イーストが開発した連結会計ソリューションの最新版「SUPER COMPACT Pathfinder V10L04(IFRSアドプション版2nd)」の提供を4月27日より開始すると発表した。価格はライセンス形態により異なるが、240万円からとなっている。
今回、国際財務報告基準(以下、IFRS)への対応を見据えた複数の会計基準へに対応し、顧客の連結財務諸表作成の効率化を支援する。
主な機能強化ポイントは、「連結決算データ収集の効率化」、「分析管理の高度化」、「注記情報の充実」、「複数基準対応」。
子会社からの連結決算データの収集方法として、従来から利用している富士通の「GLOVIA smart 会計」および「GLOVIA SUMMIT GM」とのデータ連携、Web画面またはExcelアップロード方式に加えて、Web画面よりも業務上使い慣れているExcelからの直接入力方式を採用した。また、Excelアドイン関数(Pathfinder関数)により、任意のフォーマットで連結数値や文字情報をセル単位に出力できるようになり、Excel上での各種財務諸表などの帳票を容易に作成できる。
Web上でレポート(OLAP帳票)を作成する際に、複数の会計基準間におけるデータ比較や画面間でのドリルダウン操作性の向上、月次、四半期、半期、年次、複数年次の時系列表示の切替機能充実により、高度な分析が可能になった。
富士通では、顧客の連結会計業務を支えるため、システムの企画フェーズから構築フェーズ、運用・保守フェーズまでを対象とした連結会計トータルサービスを提供する。