大日本印刷(DNP)は、写真専門店だけでなく、証明写真プリントを行うさまざまな場面を想定した業務用デジタルフォトプリンタ『DS-ID400』を、5月に日・米・欧・オセアニア地域を皮切りに全世界で発売すると発表した。価格はオープン。
『DS-ID400』は、市販カメラからワイヤレスで画像データを受け付ける機能と、プリンタ内部で自動レイアウト処理を行う機能を搭載した、証明写真サービスに最適な業務用デジタルフォトプリンタ。
無線LAN SDカードを装着したデジタルカメラからワイヤレスでDS-ID400に画像データを転送でき、証明写真のレイアウトを自動で行う機能が搭載されている。また、カメラから転送した画像データを、DS-ID400に挿入したUSBメモリーなどに自動で保存できる。証明写真以外にも、4×6インチ(52×102mm)のフチなし全面プリントにも対応している。
プリント方式は、昇華型熱転写方式で、プリント解像度は403dpi。最大プリントサイズは152×102mmで、プリント時間は152×102mmが約100秒/枚、95×70mmが約65秒/枚。対応画像フォーマットはJPEGで、入力対応メディアはSDメモリーカード、SDHCメモリーカード、USBメモリー。外形寸法はW203×D305×H85mm、重量は約2.7kg(本体のみ)。
DNPは、2011年4月にソニーから業務用デジタルフォトプリント事業を譲り受け、よりグローバルな事業展開への対応力を強化した。従来ソニーが販売していた証明写真向けデジタルフォトプリンタの後継機種として、求められていた機能を追加し、販売を開始する。