日本アイ・ビー・エムは4月13日、インテルXeon E5ファミリー搭載のサーバソリューション、x86サーバ「IBM BladeCenter HS23」、「IBM System x3650 M4」、「同 x3550 M4」、「同x3500 M4」、「同x iDataPlex dx360 M4」を発表し、出荷を開始した。

今回発表されたサーバソリューションは、ブレードサーバ「IBM BladeCenter HS23」を用いた仮想化基盤向けの事前構成済みソリューションと、ラック型サーバ「IBM System x3650 M4」を用いた低コストなプライベートクラウド向けソリューションの2種。

「BladeCenter HS23」

「IBM System x3650 M4」

ブレードサーバ「BladeCenter HS23」は、演算能力を62%向上させ、稼働する仮想マシンを20%増やせる新技術の10GbE Virtual Fabricを統合。帯域幅の拡大とメモリ容量の増大により、仮想化クラウドに不可欠な高速データ転送をサポートする。ブレードサーバのセットアップを効率化するユーティリティー「IBM FastSetup for BladeCenter」の搭載により、大規模システム構築時はテンプレート機能によりコストを削減する。

ラック型サーバ「IBM System x3650 M4」は、同クラス製品の中で拡張とアップグレードが最も容易で、従来製品に比べて2.6倍のメモリ容量を搭載し、ネットワークパフォーマンスの向上を実現。

「IBM System x iDataPlex dx360 M4」はデータセンター向けに設計されたラックマウントサーバ。独自設計による水冷技術「リア・ドア・ヒート・エクスチェンジャー」をオプションとして用意し、空冷式システムに比べてエネルギー効率を最大40%向上、ノード当たり90%の熱回収率を実現する。

「IBM System x3550 M4」は高密度1Uラックサーバで、同クラスの従来製品に比べて2.6倍のメモリ容量、仮想マシンの増加、ネットワークパフォーマンスの向上を実現する。

「IBM System x3500 M4」は2ソケットタワーサーバで、従来製品に比べてメモリ容量を2.6倍、ストレージ容量を33%増加。静音設計により、デスク周りの設置にも適しており、ラック変換キットを用いればデータセンターにも収納も可能。