MySQL

Oracleは4月10日(米国時間)、MySQL 5.6に向けて新たな開発版マイルストーンを公開した。MySQLは、Twitterにも採用されている強力なオープンソースのデータベース。MySQL DMR(Development Milestone Release)は、MySQL Developer Zoneより取得できる。

Oracleは、MySQL 5.6の開発期間に何度かのマイルストーンリリースを実施すると説明しており、今回リリースされたDMRでは可用性の改良やパフォーマンス及び管理性の向上に焦点を当てているという。公開されたMySQL 5.6 DMRの主な特徴は次のとおり。

  • GTIDs(Global Transactions Identifiers )などを含む新しいレプリケーション機能による高可用性の強化。
  • 複雑なクエリのスループットを向上させるために新しいオプティマイザ機能の追加(サブクエリの最適化など)。
  • PERFORMANCE_SCHEMAの改良による徹底したアプリケーションパフォマンスの向上とMySQL環境の新しいクエリ文と新しいhost_cache診断テーブルの解析。

また、まだDMRには取り込まれていないが導入予定の機能については、MySQLコミュニティから早期テストとフィードバックが得られるようにアーリーアクセス版で導入されている。アーリーアクセス版はMySQL Server Snapshotsより取得できる。