シャープは4月13日、コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)用1/2.3型の光学サイズで、2000万画素を実現したCCDイメージセンサ「RJ23G3BA0LT」を開発したことを発表した。2012年4月26日よりサンプル出荷を開始する予定で、サンプル価格は2300円、2012年8月より月産20万個規模で量産を開始する計画。
同製品は、光学サイズ1/2.3型CCDにおいて、従来製品(1/2.3型1600万画素品)比約20%サイズの縮小となる1.20μm角の画素セルを開発することで実現。また、独自の集光技術により、画素セルを小さくしながらも取り込む光量の増大を図り、従来品と同等の感度105mVを達成した。さらに、ハイビジョン出力(720p/30fps)への対応も図られている。
その他の仕様としては、スミアが-86dB(typ)、飽和出力400mV(min)となっている。
なお、同社では今後もデジタルカメラ用CCDと周辺ICを積極的にシステム提案し、デジタルカメラ機器の高画素化を図っていくとしている。