トレンドマイクロは4月11日、SNSと携帯電話のプライバシーに関するWebアンケート調査を実施し、その結果を発表した。同調査は、18歳以上の国内インターネットユーザー(男女問わず)を対象に実施したもので、有効回答数は618名。

Facebookを利用しているユーザーに使用目的を聞いたところ、「友人知人の近況を知る」が75.4%で最も多く、次いで「日々の出来事を友人・知人と共有する」が51.1%となっている。積極的にコメントや写真を投稿するユーザーよりも、それらの閲覧を目的とするユーザーのほうが多いようだ。

Facebookをどのように使っているか(Facebookを利用中の309名に質問) 資料:トレンドマイクロ

「日々の出来事を友人・知人と共有する」と回答したユーザーに、コメントや写真を投稿する際に心がけている点を聞いたところ、51.3%が「自分のことや自分の写真だけを投稿している」、24.1%が「友人・知人も写った写真を投稿する際は必ず本人に断っている」、22.8%が「友人・知人も写った写真は投稿しない」と回答。

Facebookにコメントや写真を投稿する際に心がけていること(Facebookで「日々の出来事を友人・知人と共有する」を選択した158名に質問) 資料:トレンドマイクロ

回答者全体に、友人・知人が勝手に自分の情報や写真をFacebookで公開していた場合にどのように感じるかを聞いたところ、「まったく気にしない」という回答は9.4%にとどまり、全体の9割以上がFacebook上で自分の情報が知らないうちに扱われることに不快感を示している。

友人・知人が勝手に自分の情報や写真をfacebookで公開していた場合にどのように感じるか(Facebookを利用していない回答者を含む全回答者618名に質問) 資料:トレンドマイクロ

携帯電話ユーザーに、携帯電話の写真をSNSやブログで公開した経験を聞いたところ、30.5%が「経験あり」と回答しており、そのうち35.2%はGPS機能を持った携帯電話で写真を撮ると、写真に位置情報が付加される機能を知らなかった。

GPS機能を持った携帯電話などで写真を撮ると、写真に位置情報が付加される機能を知っている?(グラフ4で「はい」と回答した179名) 資料:トレンドマイクロ