日本には和傘職人や和紙照明職人、染職人など、伝統文化を受け継ぐ様々な匠が存在する。本企画は、そんな伝統的な世界でしのぎを削る若きクリエイターたちを13人連続で紹介していく。第12回は和紙照明作家の田畑教次を紹介する。インタビューの後半ではパソコンへのこだわりにも言及。パソコン選びに対し、"見た目のデザインと耐久性"を重要視すると答えた田畑氏は、デルのUltrabook「XPS 13」にどのような印象を持っただろうか。

田畑教次プロフィール

1969年京都生まれ。大学卒業後、京友禅加工会社へ就職。95年よりインテリア部門担当。2000年、独立後あかりデザイン工房設立。以後、オリジナル商品のデザインと製作と平行し、店舗や住宅のオーダー製作に応える。また、能舞台と和紙あかりのコラボレーションイベントや、大学でのワークショップ開催など、和紙あかりの可能性について絶えず新しく追求している。

仕事へのこだわり

――この仕事に就こうと思った年齢ときっかけは?

田畑教次(以下、田畑)「22歳。最初に入社した会社で和紙と出会いました。その後、ひかりと和紙との組み合わせに興味をもち、独立しました」

――これまでで一番思い入れのある仕事は? その理由や思い出を教えてください。

田畑「和紙行灯の製作のご依頼を頂き、京都・木屋町通りに100台の和紙行灯を並べ、景観創りをしたこと」

――自身の作品を制作するにあたっての一番のこだわりとはどのようなものでしょうか?

田畑「和紙のあかりは空間を演出するツールとして捉え、決して主役にならないようにデザイン、製作をしています」

――これから取り組んでみたいこと、関わってみたい仕事は何ですか?

田畑「鉄と和紙の融合など、異素材との融合を積極的に追求していきたいと思っています」

――愛用している道具や本、ものを教えてください。

田畑「愛用している道具は特にありません。ただ、ブランドはわかりませんが、裁ちばさみはこの仕事を始めてからずっと同じものを使っています」

――アイデアを練る場所、時間などを教えてください。

田畑「海や山など、自然の中で」

――趣味やコレクションなど、いま、個人的にハマっていることを教えてください。

田畑「とにかく読書が好きですね。最近面白かったのは沼田まほかるさんの作品ですね。全部読破してしまいました」

代表作品

FUROSAKI

LED ゆらぎ行灯

DELL×日本の若き伝統職人13

デルがこのほど発売したUltrabook「XPS 13」は、スペックのみでなく表面のデザインが洗練されているなど、デジタル界の匠ともいえる非常にスタイリッシュな製品。日本の伝統文化を継承する若きクリエイターたちは同製品にどういった印象を持ったのであろう。

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――創作活動のどういった局面でパソコンを利用しますか?

田畑「顧客とのやり取りから、図面の製作。また資料集めなどにもPCを使っています」

――仕事の上でパソコンがあって良かったと思ったエピソードもしくは今後の創作活動で活躍できそうなシーンを教えてください。

田畑「今やっている仕事の8割はWebサイトからの依頼ですからね。PCがなかったら今の仕事は成り立っていないと思います。また自分の作品もWebサイト上で発表しています」

――自分の選ぶパソコンの基準(こだわり)を教えてください。

田畑「長く使うものなので、見た目のデザインと耐久性ですね。あと作品を見ることが多いので、ディスプレイの解像度が高い方がいいですね」

――DELLから発売されたXPS13というUltrabookが出たのですが、日本の伝統を受け継ぐクリエイターからみて、この製品に対してどんな印象を持ちますか。

田畑「かっこいいですね。あと、画面が大きいのが良いです。DELLの製品ということで自分好みにカスタマイズできるところもいいですよね」

――持ち運びに便利な薄型ノートXPS13を使用して、今後の仕事で活用してみたいシーンを教えてください。

田畑「移動中に、Photoshopなどのソフトを使える環境を構築できるのがいいですね。クライアントとの打ち合わせで、作品を見せるだけならタブレットPCで十分ですが、ソフトはあまりインストールできませんから」