米Hewlett-Packardは4月10日(米国時間)、パブリッククラウド「HP Public Cloud」およびクラウド全体の戦略となる「HP Converged Cloud」を発表した。Converged Cloudは、クラウド分野での競合において、パブリックとプライベートを組み合わせたハイブリットをとる戦略だ。
HP Public Cloudはオープンソースの「OpenStack」をはじめとした標準技術をベースとし、仮想マシンの「Compute」、ストレージキャパシティの「Object Storage」、静的データ配信の「CDN」などで構成されるIaaS。
HPはすでにプライベートクラウドを提供しており、今後はパブリックとプライベートの両方を組み合わせるハイブリッド戦略を強化する。同日発表した「Cloud Maps」では、既存のクラウド管理「HP CloudSystem」を併用することで、ハイブリット環境でのデリバリを効率よく管理できるという。
クラウドアプリやモバイルアプリのテストサービス「HP Service Virtualization 2.0」、ソフトウェア定義ネットワーク(SDN)に向けたソリューション「HP Virtual Application Networks」などもあわせて発表されている。
HP Public Cloudは5月10日よりパブリックベータとして提供を開始する。同日より、プライベートベータとして、MySQLデータベースサービスなど追加サービスも加わる予定という。