シャープ、凸版印刷、大日本印刷は4月10日、凸版印刷・凸版印刷の子会社であるトッパンエレクトロニクスプロダクツならびに大日本印刷・大日本印刷の子会社であるDNPカラーテクノ堺の堺工場における液晶カラーフィルター事業を、シャープの子会社であるシャープディスプレイプロダクトに統合させることについて、基本合意書を締結したと発表した。

シャープは先般、鴻海精密工業グループと資本業務提携契約を締結、シャープディスプレイプロダクトで生産する液晶パネル・モジュールを、鴻海精密工業と50%ずつ引き取ることで、シャープディスプレイプロダクトの稼働率維持を図り、コスト力強化と収益性改善を図ることにした。

鴻海会長の郭台銘氏がシャープディスプレイプロダクトの株式の46.48%を取得する予定であり、その結果、シャープの持ち株比率は40%未満となり、シャープディスプレイプロダクトはシャープの連結子会社から外れることになる。

3社は今後、4月末に最終契約書を締結し、6月30日に統合を行う予定。