マイナビは、2013年卒業予定の全国大学4年生、大学院2年生を対象とした「2013年卒マイナビ大学生就職内定率調査」の結果を発表した。同調査は、幅広い層の学生から内定率を調査することを目的としており、今年で3年目の調査となる。

有効回答数は、7,277件。(文系男子1,536名、理系男子1,124名、文系女子3,589名、理系女子1,028名)

3月時点の内々定率は全体で8.8%。昨年(2012年卒)の3月は東日本大震災の影響を鑑み、調査を中止した関係で前年比較はできないが、一昨年(2011年卒)3月の内々定率9.2%と比較すると0.4ポイント低い結果となった。

その要因として、企業の内々定出しが広報開始時期の後ろ倒しに合わせて遅れていることが挙げられている。エリア別では、関東地区が10.7%と、全国の中でも早めに選考が進んでいるようだ。

内々定保有者に今後の活動について聞いたところ、「内々定先に不満ではないが、他の企業も見たいので続行する」が57.9%、「内々定先に不満なので続行する」が24.3%と、活動を継続する意向を持つ学生の割合は高い。理系学生は男女とも内々定先への満足度が20%を超えており、文系学生と比較して早期に活動を終える傾向にあるようだ。

平均保有社数は1.2社で、単数内々定(保有社数1社のみ)の割合が全体の83.8%と、3月時点で複数の内々定を保有する学生はまだ少数。

「2013年卒マイナビ大学生就職内定率調査」3月内々定率 資料:マイナビ