サイボウズは、マイクロソフトのSharePointのアドオンツール「Cybozu SP Apps 2010」の新バージョン(1.1.0)を4月9日より販売すると発表した。新バージョンでは、ExchangeやOutlookなどマイクロソフト製品群との連携範囲が拡大している。

Exchange連携では、Exchangeの予定表を「Cybozu SP スケジューラー」に重ねて表示できるようになった。これにより、Exchangeと併用する場合に個人予定とプロジェクトの予定を合わせて確認できるようになったほか、Active DirectoryやSharePointグループに登録された、同じ組織のメンバーの予定が、自動的に表示されるようになる。

「Cybozu SP スケジューラー」の画面

予定データをiCalendar形式でインポート/エクスポートできるようになったことで、Microsoft GroupBoard Workspace 2007から同スケジューラーへ予定データのインポートにも対応した。Outlookへ予定をエクスポートすることも可能。

Outlook連携では、Outlookで受信したメールを基に新しいディスカッションを投稿できるようになった。これにより、対応履歴やクレーム履歴などの組織にとって重要な情報が、社員が退職しても個人のメールボックスに埋もれず、財産としてSharePointに蓄積できる。

「Cybozu SP ディスカッション」の画面

タスクリスト連携では、SPディスカッションのコメントからSharePoint標準のタスクリストに共有ToDoを登録できるようになった。これにより、プロジェクトで発生する「指示」や「依頼」が可視化され、タスクの実施漏れのない円滑なグループワークが可能となる。

「Cybozu SP ディスカッション」のタスクリスト連携