日経BPコンサルティングは4月6日、次世代携帯電話サービス「LTE」に対応したスマートフォン4機種について、ユーザーの購入動機と満足度を「LTEスマートフォンユーザー購入利用満足度調査」としてまとめ発表した。
同調査は、NTTドコモのLTE対応スマートフォン4機種の購入者に対し、NTTドコモのプレミアパネルを活用したスマートフォンによるWebアンケートで行われたもので、サンプル数は各機種200で、合計800。
LTE対応スマートフォンの購入理由のトップは「データ通信速度が速いから」。「データ通信速度の速さ」を選択理由に挙げた比率は、NECカシオモバイルコミュニケーションズ製「MEDIAS LTE N-04D」以外の3機種は、いずれも複数回答で6割を超えている。
加えて、共通して上位にある要素は「デザインがよかったから」だった。特に富士通製「ARROWS X LTE F-05D」は、購入者の40.5%(複数回答)がデザインの良さを選択理由に挙げている。
その他の選択理由は、各メーカーが打ち出している特徴が選ばれている。韓国製のサムスン電子製「GALAXY SII LTE SC-03D」、LGエレクトロニクス製「Optimus LTE L-01D」は、ディスプレイの精彩/精細さが決め手になっており、前述した国内メーカー製の2機種は「防水対応であるから」が「データ通信速度」に次ぐ2番目の決め手となっている。
今回、「データ通信速度/品質」「ディスプレイ」「操作性」「機能」「デザイン」の5分野で18項目に関してその満足度を6段階で評価してもらい、各項目の満足度をスコア化し、それに対するユーザー購入の決め手を加重計算することで総合満足度が算出された。
その結果、総合満足度はLGエレクトロニクス製「Optimus LTE L-01D」が38.0ポイントで第1位となった。サムスン電子製「GALAXY SII LTE SC-03D」が32.3ポイントで第2位、僅差の32.0ポイントの富士通製「ARROWS X LTE F-05D」が第3位という結果だった。