NECと日本マイクロソフトは4月6日、大企業向けのクラウド事業で戦略協業を拡大すると発表した。その第1弾として、コミュニケーション・コラボレーション分野でビジネス協業し、業種・業務に応じた「ワークスタイル変革ソリューション」を展開する。

グローバル展開する大企業が迅速な意思決定や円滑なコミュニケーションを図るには、企業全体の業務プロセスやワークスタイルの変革とともに、スマートデバイスやクラウド、SNSなどのITを駆使した信頼性・柔軟性の高い、コミュニケーション・コラボレーション環境の整備と活用が必要不可欠とされる。

両社はこうした課題に対応するため、コミュニケーション・コラボレーション分野で協業を行う。その第1弾として、NECのサーバ製品とマイクロソフトのコラボレーションソフトを組み合わせた、信頼性・柔軟性の高い「コミュニケーション・コラボレーションソリューション」と、業種・業務向けサービス「ワークスタイル変革ソリューション」を開発し、4月より順次提供する。

「コミュニケーション・コラボレーションソリューション」は、NECのExpressサーバやUNIVERGE製品と、マイクロソフトのExchange Server、SharePoint Server、 Lync Serverを組み合わせたもの。各業種のニーズに合わせてSI構築サービス(オンプレミス)、プライベートクラウド、パブリッククラウドとの連携などにも対応する。

「ワークスタイル変革ソリューション」は、業種・業務向けのサービスとして、金融業、製造業、総務部門、自治体向けに各ソリューションが提供される。

NECと日本マイクロソフトが提供する大企業向け業種別クラウドソリューションのイメージ