Yahoo Developer Networkは1日(米国時間)、MVC (Model View Controller)アプリケーションフレームワークの「Mojito」を、オープンソースにしたことを発表した。Mojitoは、同社が提供するJavaScript Ajaxアプリケーションフレームワーク「YUI」用に開発されているWebアプリケーションフレームワーク。YUIと同様に、JavaScriptで記述されている。
Mojitoフレームワークは、Node.js上もしくはブラウザ内とサーバ側、またはクライアント側で動作させることができる。ブラウザ側でJavaScriptが実行できない場合には自動的にサーバー上で実行させる機能を持っており、Yahooではこの特徴によって開発者はコードベースを1つにすることができ、コードをどちら側で実行させるかを決定できるという。また、デバイスごとの特定のアプリケーションバージョンに対応できるように、HTTPユーザエージェントヘッダの情報をもとにデバイスごとに異なるビューを作成する機能もサポートしている。
Mojitoはすでに、同社のモバイル向けコンテンツサービス「Livestand」やYahoo UKの「Fantasy Football Premier League」などで使われている。ソースコードはGitHubで公開されており、ライセンスはBSDスタイルライセンスを採用している。