ソニーは、1/2型"Exmor"フルHD 3CMOSイメージセンサを搭載した旋回型リモートカメラ「BRC-H900」を5月15日に発売することを発表した。Exmorは、ソニーが独自に開発した裏面照射型構造を採用したCMOSセンサ。同製品は旋回型リモートカメラとして初めてこれを搭載するもので、水平解像度1,000本以上、感度値F10、最低被写体照度4ルクスを実現。高感度で高精細な撮影が可能となっている。
旋回型リモートカメラ「BRC-H900」 |
また、ソニーの映像制作カメラの開発プラットフォームをベースとして開発されており、カラーマトリクス・カラーディテール・ガンマなど、映像制作向けの色調整機能に対応。光学14倍ズーム、パンは左右±170度、チルトは上方向90度/下方向30度まで対応し、あらかじめカメラを向ける位置を16ポジションまでセットできるプリセットポジション機能も搭載。
年内にIP制御機能に対応する予定で、これにより複数のカメラを複数のリモコンから制御することも可能になるという。同社では、ブライダルやイベントホールのほか、放送局や映像制作プロダクションなど、スタジオ向けのワンマンオペレーション撮影用途として提案してしていく考え。
主な仕様は、外形寸法がW198×H260×D238mm(突起部含まず)、質量約5.0kg、総画素数約301万画素、レンズは光学14倍/f=5.8~81.2mm(35mm換算31.4~439 mm)/F1.9~2.8、価格は135万4,500円となっている。