Twitterは5日(米国時間)、同社のマイクロブログサービスをターゲットにした悪質なスパム行為の差し止めを求める訴訟をサンフランシスコの連邦裁判所に提起した。

Twitterが訴えたのは特に攻撃的に活動しているスパムツール提供者とスパマーで、合計5人。訴訟を通じてツールの提供を停止させることでスパム行為を幅広く押さえ込み、またTwitterが法的措置に踏み切ったことが同社のスパム行為を許さないという強い意思表示になると期待している。

Twitterはこれまで、主に対策技術や対策ツールを通じてスパマーに対抗してきた。例えば、短縮リンク(t.co)を用いてマルウエアや危険なコンテンツへのリンクを分析し、今週の初めには新しい種類の@mentionスパムの停止を強化するなど、すばやい対応に努めている。スパマー提訴は同社のスパム対策の幅を広げるものであり、公式ブログで同社は「あらゆる面からスパム行為と戦っていく」と宣言している。