富士電機は4月4日、次世代パワー半導体SiC-SBD(SiC-Schottky Barrier Diode)を搭載した産業用インバータ「FRENIC-MEGA GX-SiC」シリーズを開発したと発表した。SiCデバイスを搭載した産業用インバータはこれが国内初の製品となるという。
従来製品より損失を20%低減した他、効率96%と11kWのインバータで110Wの省エネを達成した。定格電流は3相200/400V。出力は5.5/7.5/11kWの3機種を揃える。主な適用分野としては、IDC(Internet data center)や水処理施設などの常時運転している空調機やファンの制御などを想定する。
2012年9月より量産を開始する予定。