文部科学省は、科学技術の理解増進施策の一環として、科学技術週間に合わせ「一家に1枚 太陽」ポスターを製作。サンプルとして全国の小・中・高等学校に2部ずつ配布するほか、全国の科学館や博物館などを通じて、科学技術週間の始まる4月16日から15万部を配布する予定としている。
今回の「一家に1枚 太陽」ポスターは、Webサイトでも公開されている(PDF)。紙面の中央に太陽観測衛星「ひので」が捉えた金環日食の太陽を配し、太陽の構造や活動周期、太陽が地球にもたらす恵み、5月21日の金環日食にあわせ日食の原理などがイラストとともに説明されている。
また、太陽に関する「用語集(PDF)」も公開されており、ポスターに出てきた用語について、より詳細に解説されている。
「一家に1枚 太陽」の制作委員会代表 野澤 恵さんは「太陽がどのような星であるのかを、最新の太陽観測から得られた図を盛り込むことでわかりやすく示しました。このように太陽と人類の関係にも興味を持たせ、考えるきっかけ作りを目的としています」とコメントしている。
なお、科学技術週間は、科学技術について広く一般の人に理解と関心を深め、日本の科学技術の振興を図ることを目的として昭和35年に制定されたもので、この時期には全国の科学館や博物館などでさまざまな催しが行われる。