ネオジャパンは4月5日、Facebookページの作成を支援するCMSアプリ(Contents Management System:コンテンツ管理システム)「neo appsuite」を無償で公開した。同アプリはFacebookの標準機能よりも、容易にFacebookページを作成することを可能にする。

企業のブランディングなどを目的に利用が広がっているFacebookページだが、標準機能を使って独自のコンテンツを組み込もうとすると、HTMLに関する知識や別途Webサーバが必要となるなど、簡単ではない。加えて、3月にFacebookページがタイムライン表示へシフトされ、デフォルトで表示させるページを指定できる機能も廃止されたことで、「いいね!」ボタンを押させるための仕掛けだけでは、ファンを獲得することが難しくなってきた。

こうした状況を踏まえ、同社は専任のIT要員が不在などの企業でも簡単にFacebookページを作成できるよう、同アプリの提供を開始した。

現時点では、「HTML編集アプリ」「FAQ作成アプリ」「お問い合わせフォームアプリ」「RSSアプリ」いう、企業がFacebookページを作成するうえで最低限必要な4つのアプリが提供される。

HTML編集アプリでは、直感的に操作できるブログ風のエディタモード、HTMLタグを直接編集できるHTMLモードのいずれかでHTMLの記述が行える。メニューのデザインも数種類用意されており、メニュータブの並ぶ方向も縦、横(右・左)の3種類から選択可能。上級者向けには、同アプリで作成した画面をタブの1つとして呼び出す機能も用意されている。

FAQ作成アプリでは、一問一答形式で質問と回答を表示するページを作成できる。設問カテゴリの設定、カテゴリ内の各種設問などを複数記述できるほか、回答部を折りたたんで表示させることもできる。設問の順番の入れ替えもドラッグ&ドロップで簡単に行える。

お問い合わせフォームアプリでは、問い合わせやプレゼントの応募を受け付けるページを作成できる。Facebookページのメッセージ機能では実現不可能なフォーム内の設問・項目を自由にデザインできるフォームデザイン機能を提供する。ラジオボタン、チェックボタン、リストなども簡単に設置でき、フォームに入力された内容は、指定したメールアドレスに送信可能。問い合わせフォームを送信した人に自動で「サンクスメール」を送信することもできる。

RSSアプリでは、ブログなどで生成されたRSSを指定されたタイミングで読み込み、各記事を1つにまとめたページを作成できる。ビュワー表示用デザインのテンプレートが複数用意されており、好みに合ったデザインを選択することが可能。

HTML編集アプリの画面

FAQ作成アプリの画面

お問い合わせフォームアプリの画面

RSSアプリの画面

同アプリはFacebook上の公式ページから利用が可能。