NECビッグローブはぐるなびと連携し、ビッグローブのスマートフォン向けTwitterアプリ「ついっぷる」において、チェックインサービス「ついっぷるスポット」の提供を開始した。
チェックインサービスは、現在ユーザーがいる飲食店の場所などのスポット情報を記録・ツイートできるというもの。今回、ついっぷるスポットが提供されたことで、料理の写真を撮影して、スポット情報やコメントをツイートするといった一連の操作を、他のチェックインアプリを介さずにできるようになった。
ついっぷるスポットの画面イメージ |
チェックインサービスのスポット情報は、グルメ情報サイト「ぐるなび」と連携し、20万店以上の飲食店情報が提供される。店舗情報画面から「ぐるなび」クーポンを取得することもでき、6月以降はスポット一覧画面に「クーポン有」マークを表示する予定。これにより「現在地付近で、クーポンのあるお得なお店」を検索することが可能になるという。
このほか、宿泊施設や映画館など、ビッグローブが独自に収集した約50万ヵ所のスポット情報も提供し、ユーザーによる新規スポットの登録や、実際に行ったスポットだけでなくこれから行きたいスポットを記録・ツイートし、友人と共有することも可能。GPS機能を利用して、記録したスポットに近づいたことを通知するといったこともできる。
ついっぷるスポットの提供開始に際し、ビッグローブは年間1500万件のチェックインを目標に掲げており、あわせて、広告事業の拡大により、2015年度末までに年間売上5億円を達成したいとしている。一方、ぐるなびは今回の提携で、「ぐるなび」の利用機会の拡大と情報の拡散による「ぐるなび」加盟店への集客向上を見込んでいる。
今後、両社は連携を強化し、チェックインサービスを活用した新しいクーポンの提供や、チェックイン履歴を基にしたターゲティング広告など、「ぐるなび」加盟店への誘導強化を実現する共同マーケティングを展開していく考え。020(オンライン・ツー・オフライン)領域でのビジネス開発にも取り組んでいくという。