シトリックス・システムズは4月3日、Webサーバソフトウェアなど多数のオープンソースソフトウェアを開発するThe Apache Software Foundation (ASF)のプラチナスポンサーになったことを発表した。同社は今後、Apacheのプロジェクトを組織面や法律面、財政面で支えていくとしている。なお、この発表は米国で公開されたもの。
ASFはプラチナ / ゴールド / シルバー / ブロンズの4つのスポンサーシップを設けており、マイクロソフトやGoogleなどもプラチナスポンサーになっている。
シトリックスは同社の提供するオープンソースのクラウド構築・運用ソフトウェア「CloudStack」をASFに寄贈することも発表しており、「Citrix CloudStack 3」をApacheライセンス2.0に基づいて提供している。CloudStackがASFプロジェクトの一部になることで、ビジネス規模に関わらず、開放的で柔軟なクラウドの構築を支援し、システム環境に依存しないクラウドサービスが提供可能になる。なお、CloudStackはASFが主導する初めてのクラウドプラットフォームプロジェクトになるという。
同社は今後、CloudStackのエンジニアリングやコミュニティサポート、マーケティングへの投資を強化し、さらなるプロジェクト支援を行うとしている。