シーメンスPLMソフトウェアは、「Teamcenter」のポートフォリオとして、インテリジェントな3D情報への瞬時のアクセスを可能にし、直感的で分かりやすいビジュアルにより、個々に応じたパーソナライズ環境を実現することでPLMシステムの価値を高めることを可能とした新製品「Active Workspace」を発表した。
同製品は、同社が掲げる「High-Definition PLM(HD-PLM)ビジョン」の実現に向けたステップの1つとなるもの。HD-PLMは、より適切な情報に基づいて、より効率的に、より高い信頼性を持って意思決定できるようにすることを目的とした概念であり、複雑化している製品ライフサイクルプロセスにおける大量の情報やデータベースの活用をいかに容易に実現できるようにするか、といった従来のPLMから1段階上の次世代PLMを目指したものとなっている。
Active Workspaceは、同社の他のテクノロジーと連携することで、すべての情報を一元化して必要な情報をビジュアルで瞬時に提示できるようになるため、深い洞察に基づくより適切な意思決定が可能となり、それぞれのニーズに応じたイノベーションを推進することができるようになると同社では説明している。
具体的には、数百から数百万アイテムといった大量の情報やドキュメントから複雑な3Dジオメトリまで、あらゆるタイプと規模のPLM環境に対応できる拡張性を保持しており、内蔵のフィルタリング機能によって素早く結果をはじき出し、3Dデータと関連する製品情報の高速表示を可能とする。
また、PLMシステムに欠かせないスマートなコラボレーション昨日として、ある特定のタクスや意思決定に参加する必要があるチームメンバーの特定を支援することが可能なほか、意思決定に必要となるデータの共有プロセスを簡素化したり、そうしたデータの再利用を促して、類似するタスクに対してベスト・プラクティスとして活用できるようできる。