NECは、IAサーバ「Express5800シリーズ」において、動作環境温度を従来モデルより5度緩和し、40度での動作保証を実現した2Wayラック型サーバの新モデル2機種を4月4日より販売すると発表した。

2Uラックマウント型サーバ「Express5800/R120d-2M」が53万7,000円~、1Uラックマウント型サーバ「Express5800/R120d-1M」が51万9,000円~で、出荷開始日は4月6日の予定。

「Express5800/R120d-2M」

「Express5800/R120d-1M」

新製品は、CPUにIntel Xeon E5-2600製品ファミリーを搭載し、メモリ容量を最大768GBまで拡張可能。

環境温度40度の動作保証は、筐体内部の設計を最適化。熱の影響を受けやすい電源ユニットの吸気効率を高めるため、CPUにより加熱された冷却空気の風量および風向を詳細に解析したレイアウト設計により、冷却性能を向上させる技術を開発(NEC特許出願中)した。これにより、ファンの省電力化や低騒音化に加え、一般的な動作環境温度(35度)を5度上回る40度での動作保証を実現した。

また、きめ細かなファン制御など独自の電力制御機能や80PLUS Platinum認定を取得した高効率電源ユニットの採用などにより、サーバ単体の省エネ性能を向上させ、さらに消費電力値の上限値を設定できるパワーキャッピング機能を標準サポートしており、有効/無効スケジュールの設定を、運用管理ソフトを使って実行できる。