東芝ソリューションは、プライベートクラウド基盤に必要な製品をパッケージ化した製品「FlexSilver」のラインナップを拡充。コストパフォーマンスに優れた1Uラックマウントサーバを中心にしたパッケージ「FlexSilver/G1」を4月3日より発売開始した。

FlexSilverシリーズは、プライベートクラウドを短期間で導入するために、サーバ、ストレージをはじめとするハードウェアと、ソフトウェアをパッケージ化し、必要な設計や構築を組み込んで提供する製品。

プライベートクラウド基盤を活用したシステムイメージ

新製品「FlexSilver/G1」は、省スペースの1Uラックマウントサーバを中心にしたパッケージで、業界標準のアーキテクチャを備え、既存システムからの移行にも柔軟に対応する。 サーバユニットは、CPUにIntel Xeon X5650を採用した12コア(6コア×2CPU)モデルと、Intel Xeon E5620を採用した8コア(4コア×2CPU)モデルの2種類から選択する。メモリは、標準48GB～最大144GB搭載。

専用のストレージユニットは、3.5型SAS HDDを600GB×12台～48台(最大28.8TB)まで拡張可能。そのほか、ネットワークスイッチ、専用SANスイッチ、サーバラック、PDUなどのユニットが提供される。

仮想化ソフトウェアとしてVMware vSphereをサポートし、仮想化環境でWindows 2000 ServerをはじめとするOSと、最新のWindows Server 2008 R2が動作する。また、サーバ管理の標準インターフェース仕様を備え、既存の運用管理製品をそのまま運用できる。

最小構成価格は、236万3,865円～(E5620モデル、メモリ48GB、ディスクなし構成のサーバユニット5台とサーバラックの場合)

同社では、企業内のプライベートクラウド基盤用途のみならず、データセンター事業者やクラウドサービス事業者におけるサービス基盤用途のほか、Hadoopなどに代表されるスケールアウト型アプリケーションの基盤用途、さらには既存のIAサーバの統合・基盤移行の用途としても積極的に販売していくという。