日立ソリューションズは4月3日、ソフトウェア開発におけるテスト作業の効率化を支援する「anyWarp Capture/Replay Assist」の販売を4月4日から開始すると発表した。

昨今のソフトウェア開発の現場では、開発期間の短縮化や開発工程の遅延によりテスト期間が圧迫されるケースが多く、テスト作業の効率化が強く望まれる。特に、テスト結果の正当性を証明するために不可欠なエビデンス作成は、非常に手間がかかる作業のため、エビデンス作成を確実かつ効率的に行うことが重要である。

同製品は、テスト結果の画面やテスト条件などの情報を自動的に取得し、エビデンス(証憑)を自動的に作成する手動テスト支援ツール。テスト時の画面の切り替わりを自動的に検知し、画面キャプチャを作成することで、作業の効率化と人的ミスによる記録もれが防げる。

撮影した画面は、WordやExcel形式のエビデンス用ファイルに自動的に読み込めるほか、任意のファイルやデータベースのレコードを取得して、ドキュメントを生成することも可能。さらに、異常終了時のアプリケーションログファイルの解析や、画面表示結果とDBの整合性の確認を行うため、エビデンス作成作業がほぼ自動化され、作業工数の削減を実現できる。

「anyWarp Capture/Replay Assist」によるエビデンス作成の流れ

価格は、10ライセンスで、52万5000円/6カ月~。