アシストは、データ統合アクセラレータ「Syncsort DMExpress」の新バージョン7.2を4月2日より販売すると発表した。Serverライセンス新規購入時には開発用Workstationライセンスも無償で提供される。

同製品は、大量データのバッチ処理やデータ統合処理時間を大幅に短縮するデータ統合アクセラレータ。独自のアルゴリズムにより、高度なチューニングやハードウェア増強を行うことなく処理速度の向上を実現する。これにより、規定時間までの確実な処理の終了や、より広範囲なシステムを対象にしたデータ集計が可能になる。

「Syncsort DMExpress」のパフォーマンスの動的最適化の仕組み

新バージョンの7.2は処理性能がさらに強化され、結合処理においてはハッシュ値を利用した処理の並列化により、従来と比べて約30%の処理時間の削減が見込まれる。新機能として、Hadoopとの連携機能が追加され、分散ファイル・システム(HDFS)と接続してデータの入出力が可能になった。Lookup関数の拡張、ハッシュ関数の利用、特定のETLツールからメタデータをインポートする機能なども追加されている。

新バージョンより、Serverライセンス新規購入時に、Workstationのライセンスの無償提供を開始。従来は開発用クライアントPCへのインストールは台数分の購入が必要だったが、1Severライセンス契約に付き、1台分のWorkstationライセンスが無償で提供されるようになった。

「Syncsort DMExpress」の製品構成