SCSKと日本能率協会コンサルティング(以下、JMAC)は3月30日、売上高300億円から1,000億円規模の製造業中堅企業向けに、新たに業務革新支援サービス「Process Synchronized with System」の提供を4月2日より開始すると発表した。本サービスは業務革新の企画から業務システムの構築・定着・維持までをシームレスに支援し、ビジネス環境の変化が著しい製造業の企業体質強化につなげる。

Process Synchronized with Systemは、"ものづくり"をキーワードにしたJMACの経営革新支援サービスと、顧客の要望に合わせて柔軟に生産システムを構築できるSCSKのソリューション「atWill Template」を融合し、業務改革案の作成から要件定義、システム開発・運用、定着化までを一貫して提供するサービス。

「atWill Template」対応領域

これまで役割が分断され、連携が難しかった業務革新のプロとシステム開発のプロが、業務改革の最初のステップからシステム導入後の運用・定着化まで、顧客と共に常に課題を共有化し、最適な解決方法を「効果」「実現性」の観点から選定しながら進めていく。

「atWill Template」工場「現場」の見える化

JMACが最適なビジネスプロセスを実現する業務改革案の作成を行った後、JMACとSCKSが共同で業務とシステムの要件定義を行う。次に、顧客の最適化された業務案件に基づき、atWill Templateを活用したシステム開発をSCKSが行い、その後、当初の仕様通り機能するかの検証、システムをうまく使いこなすための教育などの運用・定着化のためのフォローを両社が共同で行う。

「atWill Template」使う人の利便性を第一に考えたインターフェース

同サービスの本格提供開始に先駆け提供した顧客は、在庫30%削減、業務工数15%削減、システム費用30%削減(ERPとの比較例)を実現することができたとのこと。

なお、料金は対象となる事業領域や業務の範囲や複雑さによって異なるため、個別見積りとなる。初年度となる2012年度は10社への提供を目指す。