MediaTekは3月29日、Wi-Fi IEEE 802.11acとBluetooth 4.0+HSを1チップ化した「MT7650」を発表した。
同製品は、1チップでWi-FiとBluetoothの共存アルゴリズムを採用、デュアルバンド2.4/5GHzシングルストリーム802.11acに対応し、転送速度は802.11nの2.8倍となる最大433Mbpsを実現。また、Bluetoothは2.1+ EDR/3.0+HS/4.0LEに対応する。これにより、高品質の音声通話、データ転送を可能とする他、ヘルスやフィットネス、その他のセンサを搭載した超低消費での通信を実現している。
802.11acでは、MAC/ベースバンド/無線などの機能により、導入から市販までの時間短縮、生産コストの削減に繋がるという。また、80MHzのチャネル帯域幅を持つデュアルバンド 2.4/5GHzのコンフィギュレーション、データ転送の効率を高めるための256-QAM変調スキーム、拡張された範囲と容量を形成する受信ビーム、より優れた無線範囲のための時空間ブロックコード(STBC)コーディング技術をサポートしている。さらに、モバイル機器と家庭用製品をP2Pで繋ぐための、Wi-Fi Display、Wi-Fi Direct、TDLSもサポートする。OSはWindows 7/Windows 8/Linuxに対応する。