シータス&ゼネラルプレスは3月29日、SNSにおける「シェア」機能に対するユーザーの意識を明らかにするために実施した「SNSでのシェアに関する意識調査」の結果を発表した。同調査は2012年3月にSNSを利用している20歳から49歳までの男女600名を対象に、インターネット上で行ったもの。
シェア頻度を聞いたところ、1日に複数回シェアする人が21%、1日に1回シェアする人が11.7%で、3人に1人は1日1回以上情報をシェアしていた。1週間に1回以上シェアした人は63.7%に上り、SNSでの情報シェアはユーザーにとって日常的な行動になっているようだ。
一方、SNSで繋がっているすべての人に同じ情報を一律にシェアすることに抵抗を感じる人が75.5%に上り、その結果、「シェアという行為自体が面倒に感じることがある」という回答が70%に至ることが判明した。同社は、「相手の反応が気になり、シェアすること自体が面倒に感じる『シェア疲れ』の現象が起きている」と分析している。
SNSでプライベートの内容を仕事関係者(職場、得意先、協力会社含)にシェアすることに対して抵抗があるかとういう質問に対し、37.7%が「抵抗がある」と答え、そもそも仕事関係者とSNS上でつながっていないと答えた人も37.7%となった。一般社員37.2%、主任45.0%、課長56.7%、部長71.4%と、管理職になればなるほどシェアしづらいと感じていることが明らかになった。