エルネットは3月28日、ネット上で大容量のファイル転送を可能にするオンラインストレージサービス「宅ふぁいる便」から、近年急増しているセキュリティ侵害や情報漏洩問題に対応する有料サービス「宅ふぁいる便 セキュリティ診断」をスタートすると発表した。

提供するセキュリティ商品は「セキュリティ診断」と「mim@moru(見守る)」、「オフィス宅ふぁいる便」の3種類。

セキュリティ診断には、「プラットフォーム診断」と「WEBアプリケーション診断」があり、それぞれの診断項目は「ツール」部分と「手動」部分に分かれる。また、オプションとするケースが多い手動診断部分を、宅ふぁいる便セキュリティでは標準の診断項目としているため、複合的なセキュリティリスクを診断することが可能となる。

「セキュリティ診断」導入フロー

プランは、「標準プラン」と「安心プラン」が準備され、標準プランは事前の診断対象ページを調査の上、必要と認められた部分にのみ絞った診断を行う。診断対象ページ数に応じた価格を設定しており、20画面まで80万円(税別)から。安心プランも、事前の診断対象ページを調査の上、必要と認められた部分にのみ絞った診断を年4回行う。同一企業であれば別ドメインのサイトであっても診断が可能なため、複数サイトを持っている企業にお勧めのプランとなっている。価格は、30画面まで240万円(税別)から。

mim@moru(見守る)は、「ファイアウォール」、「ウイルス対策」、「迷惑メール対策」、「不正アクセス検知」の4機能が集約されたルータをレンタル設置することで顧客の被害を防ぐサービスとなる。設置/設定/確認まで全てエルネットが実施する。

「mim@moru(見守る)」ルータ

「mim@moru(見守る)」ルータの4つの機能

また、24時間365日、機器の状況を常時監視を行い、常に最新のセキュリティサービス提供する。さらに、企業が必要とするファイアウォール、ウイルス対策、迷惑メール対策、不正アクセス、ウェブフィルタリングの各機能を1台に搭載しているためコスト削減にも効果的で、ウェブフィルタリング機能を搭載することにより有害、業務に関係のないウェブサイトへの接続をブロックする。価格は、9,800円(税別)から。

オフィス宅ふぁいる便 サービス新機能概要