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Mozillaが公式ブログにおいて、Firefox 3.6系のサポート終了時期とWindowsの最小サポート環境の変更を発表した。Firefox 3.6は、Mozillaプロジェクトが2010年1月に公開したWebブラウザ。リリースから2年以上サポートを続けてきたが、4月24日にサポートを終了することを発表している。
リリースマネージャのAlex Keybl氏によると、今後数週間のうちに重大なセキュリティ問題や安定性の問題が発生しなければ、13日(米国時間)に公開されたFirefox 3.6.28が3.6系の最後のリリースになるという。
Keybl氏は、まだFirefox 3.6系を使用している企業や機関に対してESR (Extended Support Release)にアップグレードするよう勧告している。MozillaはFirefox 4以降、短周期のリリースエンジニアリングモデルへと移行しており、この移行に対してFirefoxを採用している企業や機関が対応できず、Firefox 3.6を使い続けるといった問題が起きていた。この問題に対してMozillaは、Firefox 10よりESRという1年おきのリリースエンジニアリングモデルを用意することで対処している。
また、Keybl氏はブログ内でFirefoxのWindowsの最小サポート環境の変更についても触れている。Keybl氏はFirefox 13よりWindowsの最低条件をWindows 2000からWindows XP SP2に変更すると発表している。Firefox 13は今年の6月にリリース予定となっており、それまでにWindows XPユーザは最新のSPにアップデートするようアドバイスしており、Windows 2000ユーザに対してはOSのアップグレードを推奨している。
Windowsの最小サポートの変更によって、Windows 2000からOSをアップグレードできないユーザは最新のFirefoxを使用できなくなる。この問題に対してFirefox開発者の一人であるAsa Dotzler氏が自身のサイトで、代替のWebブラウザとしてOperaを勧めている。