富士通は3月27日、物流業界向けの倉庫内作業支援システム「LOMOS/TM-SaaS(ロモス ティーエム サース)」を販売開始したと発表した。同システムは倉庫内の商品に添付されたバーコードと無線ハンディターミナルを活用して、入荷検品・ピッキング・出荷検品・棚卸・棚移動などの作業を効率化するもので、SaaS型で提供される。

同システムはSaaS型で提供されるため、導入にあたってICTシステムを構築する必要がなく、低価格・短期間で導入可能。また、運用コストも削減できることから、同社は、中堅・中小規模の事業者も手軽に利用できるとしている。

価格は月額7万5,000円(税別)からで、別途、初期導入費および無線ハンディターミナルの費用が必要となる。同社は2016年度末までに200物流センターでの導入を目指す。

同サービスのイメージ。データおよび業務アプリは、同社データセンターで管理・提供されるSaaS型となっている