キヤノンITS、クライアントPCの認証・暗号化セキュリティツールの新製品

キヤノンITソリューションズ(以下、キヤノンITS)は3月26日、パソコンの盗難や紛失時の情報漏えいを防ぐ認証・暗号化セキュリティツール「CompuSec」シリーズの新製品「CompuSec Basic Edition」の販売を開始すると発表した。

CompuSecは、モバイルPCやデスクトップPCを対象にした個人認証・暗号化セキュリティツールで、OS起動前に行うプリブート認証により、第三者のPC起動を防ぐ。また、AES 256ビットのアルゴリズムを用いたハードディスクの丸ごと暗号化により、ハードディスクを取り外されてもデータの解析はできない。OSとPCの間に専用の暗号化ドライバーを配置することで、ユーザーはデータの暗号化/復号を意識することなくPCを使用できる。

CompuSec Basic Editionは小規模での導入に適した製品で、必要最小限な機能としてOS起動前認証とハードディスク暗号化に特化している。リムーバルメディアの暗号化や集中管理の機能を取り除き、既存のCompuSecシリーズと比べてシンプルかつ低価格な製品となっている。

1ライセンスからの購入ができ、さらに次年度以降の更新手続きをまとめて行える、複数年利用が可能な製品も提供する。価格は、CompuSec Basic Edition新規ライセンス8,000円、CompuSec Basic Edition年間使用料1年ライセンスが3,000円、CompuSec Basic Edition年間使用料4年ライセンスが12,000円(いずれも税別)。