シャープは、中国・江蘇省常熟経済開発区の事務機器生産会社「夏普弁公設備(常熟)有限公司」(以下SOCC)内に、新たに建設した第二工場を稼働し、デジタルフルカラー複合機の生産能力を増強すると発表した。
同社では、現在の複写機・複合機の生産は、世界4拠点(日本、中国、フランス、タイ)で行っており、その中でも中国のSOCCは、グローバル市場全体への供給拠点として中心的な役割を担っているという。
同社では今後、欧米市場に加え、中国の経済成長に伴いカラー出力の需要増加が見込まれ、カラー機の売上拡大を想定している。
SOCC第二工場では、デジタルフルカラー複合機およびカラートナーカートリッジの生産に特化し、2012年4月より稼動する。生産台数は、デジタルフルカラー複合機が25万台/年で、第一工場と合わせた複合機総生産台数は65万台/年となる。