東京システムハウスはこのほど、スマートフォンアプリ内のデータを暗号化するAPI「K2filemanager API」の提供を開始した。このAPIを組み込むことで、スマートフォン本体やSDカード上の保存データを自動的に暗号化するセキュリティ機能を、アプリ開発時に簡単に追加することが可能になる。
同社が提供している「K2filemanager」は、指定したフォルダ内のファイルを自動的に暗号化して保存し、同アプリからパスワード認証により復号化するという、セキュリティ機能対応のファイルマネージャアプリ。例えば「downroad」フォルダをセキュアゾーンに設定すれば、端末にダウンロードされるファイルは全て自動的に暗号化され、開く際には同アプリから復号化しなくてはならない。今回発表されたAPIは、この機能をアプリ開発時に組み込むことを可能にするもの。
利用する際には、開発側でアプリ本体にAPIのプログラム1個を組み込み、端末側にはK2filemanager本体をインストールする形となる。K2filemanagerの価格は一般版が1,200円、企業版が1台あたり100円~/月額(保守付き)となっている。同社によると、アプリ開発会社や、自社の業務アプリをスマートフォンで運用する企業などから問い合わせを受けているという。