日本SGIは3月21日、 北陸先端科学技術大学院大学が、12TBの共有メモリを持つ同社の最上位機種「SGI UV 1000」を導入、稼働を開始したと発表した。北陸先端大の情報社会基盤研究センターに設置され、高度で大規模な科学技術計算シミュレーションのためのコンピュータシステムとして使用される。

北陸先端大に導入されたシステムは、2個のIntel Xeonプロセッサに128GBのメモリを搭載したプロセッサ・メモリブレード96台を接続している

「SGI UV 1000」は、最大構成で256個(計2,560コア)のプロセッサ、最大16TBのメモリを搭載可能なスーパーコンピュータ・プラットフォーム。プロセッサーには8または10コアのIntel Xeonプロセッサ E7ファミリーを使用し、LinuxとWindows Server 2008 R2をサポートする。

北陸先端大に導入されたシステムは、Intel Xeonプロセッサ E7ファミリーを192個(計1,536コア)搭載、12TBの共有メモリを持ち、シングルシステムとしては国内最大の共有メモリ型コンピュータとなる。同大では、高度データベース処理に関する研究などに活用していくとしている。