日本マイクロソフトは、オットージャパンが Microsoft Office 365 のMicrosoft Exchange Online を導入したと発表した。Microsoft Exchange Onlineは、マイクロソフトのクラウドサービスを統合した Microsoft Office 365 のサービスであり、電子メールや予定表など、Exchange Server 2010 の標準機能を利用できる。
ファッションアイテムの販売や通販ビジネス総合支援サービスを展開するオットージャパンでは、ビジネスのスピード感を支えるための情報共有基盤の刷新、BCP(事業継続計画:Business Continuity Plan)への配慮などを重視し、2011年8月からOffice 365のExchange Onlineを導入。合弁会社であるエディー・バウアー・ジャパンとあわせ、約400ユーザーの情報共有基盤としてメールやスケジュール共有機能を活用している。
オットージャパンでは、役員にスマートフォンやスレート端末を支給することで、海外出張時にも Exchange Online との同期によってメールを確認できる利便性を確保するなど「スピード性」を評価している。また、災害時にシステムを停止しないことやセキュリティ、ITコストの最適化などに着目した。そして「複数か国で利用できること」を最重要ポイントと考えたと導入背景・理由について述べている。さらに実際にExchange Online に移行し、商品画像の添付に対応した25 GB のメールボックス容量について、運用が円滑になったと利点をあげている。