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FirefoxがWindows 8で採用されたMetroへの移植を始めたようだ。Firefoxの開発者であるBrian Bondy氏が、ブログにおいて「Firefox Metro development begins, status update」と題してFirefoxのWindows 8への対応状況を報告している。Bondy氏によると、Metroへの対応は先週の月曜日から開始したとしており、Metroのサポートは多くのソースコードを必要とするため大規模な作業になるとしている。

Metroは、Windows Phone用に開発されていた新しいユーザインタフェースで、Windows 8にも導入されている。Bondy氏の説明によると、Windows 8上で動作するアプリケーションはクラシックタイプ、Metroアプリケーション、Metroスタイルのデスクトップブラウザの3つに分かれるという。通常、Metroスタイルのアプリケーションは独立したサンドボックス内で動作するようになっているが、Metroスタイルのデスクトップブラウザはサンドボックス外で動作する。

Firefoxは現在、このMetroスタイルのデスクトップブラウザの開発を行なっている。Metroスタイルのデスクトップブラウザとして動作するには、標準のブラウザとして選択されていなければらず、標準のブラウザに選択されていない場合はクラシックタイプのUIになるという。

開発チームはMetroで動作するFirefoxのベータ版を出すことを当面の目標としている。Mozillaでは、2012年の第2四半期にコンセプトモデルのMetro版Firefoxを公開することをロードマップで示しており、Firefox 14をリリースターゲットとしている。