NTTデータは3月13日、企業が災害や事故といった緊急事態に遭遇した際のBCP(事業継続計画)策定を支援する「BizXaaS BCP・DRコンサルティングサービス」の提供を開始したと発表した。独自に開発した策定手法により最低5回の打ち合わせでBCP策定を実現し、DR(ディザスタリカバリ)対策への最適な投資額を算定する。
同サービスは、被災後の企業状況のシミュレーション、財務面まで含めた分析を行いながら、経済産業省のガイドラインにのっとったBCPを短期間で策定するのが特長。また、DR対策にはクラウドを活用することで、低コストを実現する。
同社によると、東日本大震災以降、想定外の大規模災害への対応、具体的なDR対策と投資額の算定、クラウドによるDR対策への関心が高まっていることがサービス提供の背景になっているとしている。
サービスの参考価格は300万円からで、今後3年以内に300億円の売り上げを目指す。
また、東日本大震災の復興支援として、東北地方の事業者については選考のうえ、2013年3月末まで同サービスの無償提供が実施される。