ビーブレイクシステムズはこのほど、システム業界における景気動向をまとめたレポートを発表した。同社は自社で手がけたシステム案件などをもとに現場の目線で分析したシステム業界の景気動向を定期的に発信している。
1月から3月にかけてのシステム開発案件はスマートフォン普及を背景に増加傾向にあるという。これまではAndroidの案件が目立っていたが、市場全体が順調に拡大したことにより、iPhoneの開発言語「Objective-C」案件も増加傾向が見られる。
業務でスマートフォンを活用する流れが加速していることから、スマートフォンに対応した企業内の情報基盤の整備を目的とした開発案件も増加しているほか、B to C向けのSNSやソーシャルゲーム開発を行うPHP案件も依然として引き合いが多く、好調に推移しているとのこと。
4月以降の動向としては、新規で基幹業務システムの導入を検討する企業が増加傾向にあることが挙げられている。長引く不況と震災の影響により、コスト削減やBCP対策の一環としてSaaSの導入が注目されていたが、最近では再び基幹業務システムを一括で購入し自社で運用することを前提とした検討も増えてきているという。