TIOBE Programming Community Index |
TIOBE Softwareから2012年3月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象とするプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2012年3月におけるインデックスは次のとおり。
プログラミング言語 | インデックス | 備考 | |
---|---|---|---|
1 | Java | 17.110 | 20ヵ月連続1位 |
2 | C | 17.087 | |
3 | C# | 8.244 | 上昇傾向 |
4 | C++ | 8.047 | 若干の下落傾向 |
5 | Objective-C | 7.737 | 上昇傾向 |
6 | PHP | 5.555 | 下落傾向 |
7 | (Visual)Basic | 4.369 | |
8 | JavaScript | 3.386 | 10位から8位へ浮上 |
9 | Python | 3.291 | 8位から9位へ下落 |
10 | Perl | 2.703 | 9位から10位へ下落 |
11 | Delphi/Object Pascal | 1.727 | |
12 | PL/SQL | 1.418 | 30位から一気に上昇 |
JavaScriptが、PythonとPerlの2大スクリプト言語を抜いて8位に上昇した点が3月の注目といえる。それ以外のトップ10に変化はない。C#とObjective-Cが継続して成長傾向にある点や、C++やPHPが緩やかな下落傾向を続けているのは前月と同じ。
トップ20では、PL/SQLが30位より12位に一気に浮上し、13位のRubyを僅差で破っている。ただし、PL/SQLはここ2ヵ月で激しく乱高下しており、人気が維持されるかははっきりしない。その他、Transact-SQL、Visual Basic .NET、Logoが20位圏外から上昇している。
TEOBE Softwareでは各企業が開発したプログラミング言語についても言及しており、興味深い事例としてMicrosoftのC#やAppleのObjective-Cがトップ10入りする中、GoogleのGo言語が苦戦していることをあげている。TEOBE調査では、Go言語は先月までトップ50にいたが、3月には78位に下落しているという。