NECは3月9日、同社のIAサーバ「Express5800シリーズ」が2011年(1月から12月)の国内IAサーバ市場において、シェアNo.1(金額:約26%、台数:約24%)を獲得し、金額/台数ともに16年連続No.1を達成したと発表した。さらに、ブレードサーバの分野においてもシェアNo.1(金額:約32%、台数:約28%)を達成したと発表した。これは、IDC Japanが発表した Japan Server Quarterly Model Analysis 2011Q4 によるもの。

「Express5800」シリーズ製品ラインナップ

Express5800シリーズは、サーバ統合、仮想化などITインフラの再構築、クラウドサービスなどの新しいサービス提供に向けた企業、データセンター等でのインフラ強化などの需要拡大に応じて、2つの製品ライン(DataCenterLine/DataStationLine)を提供している。

2011年は、DataCenterLineでは、データセンター向け省電力サーバや仮想化によるサーバ統合に適したブレードサーバなどが堅調に推移し、一方、DataStationLineでは市場での省エネへの強い要望に応えた40℃環境に対応した省電力サーバなどの製品が堅調に推移した結果による。

NECは、今後もクラウドコンピューティングを支えるサーバ製品の強化を行い、トップシェアキープを目指して販売活動を推進していくという。