サイバーエージェントは、同社の運営する「アメーバピグ」において、利用者に東日本大震災以降の地震への備えに関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。それによると、自身などの緊急時に、約65%のユーザーが電子掲示板やブログ、SNSといったソーシャルメディアを活用すると回答したという。

この調査は3月1日~7日にインターネット上で実施され、7日間の調査期間で15万964人が回答。有事の際に家族や友人との連絡方法を「決めている」と回答した人は、46%という結果になった。その中で「携帯電話での電話やメール」が57%と依然として高く、「災害用伝言ダイヤル」と回答した人は13%だった。

「有事の際に連絡方法としてソーシャルメディアを活用するか」という設問では、「活用する」が17%、「場合によって活用する」が48%と、合わせて65%が活用する意向を見せ、昨年の震災での経験を通して、有事の際にソーシャルメディアを活用することの有効性に対する認識が高まっていることが窺える結果となっている。

また、ソーシャルメディア上で地震対策などの情報交換を「したことがある」と回答した人が17%、「今後活用したい」と回答した人はこれを上回る24%となり、今後ソーシャルメディアが災害時における情報交換の場として期待されていることが分かったとしている。