ブロケード コミュニケーションズ システムズは3月8日、手間のかからないネットワークを実現する新しいエンタープライズ/キャンパスLANスイッチ製品「Brocade ICX 6430/6450スイッチ」と2つの新技術を発表した。

今回発表された製品と技術は、自動化と簡素化による運用コストの大幅な削減、長期予測に基づく拡張性と柔軟なアップグレードによる耐用年数の延長、エンタープライズ・クラスの機能性と可用性の提供を実現する。

「Brocade ICX 6430/6450スイッチ」は、包括的なスタッキング機能と豊富なレイヤ2/レイヤ3機能群を備え、Energy-efficient Etherne(EEE)やリンクレベルのデータ保護を可能にするMACsec暗号化技術などの高度な機能をサポート。それぞれ24ポートおよび48ポートの1GbEモデルあり、1/10GbEのデュアルパーパス・アップリンク/スタッキングポートで、最大384ポートまでのスタックが可能。

「Brocade ICX 6430/6450スイッチ」

新技術は、すべてのアクセス・スイッチング・レイヤを単一のデバイスのように管理できる「シングル・ポイント・マネジメント」と、エントリーレベルのスイッチと高度なプレミアム・スイッチを混在させてスタックを構築する「ミックス&マッチスタッキング」の2つ。

シングル・ポイント・マネジメントにより、エンタープライズ/キャンパス・ネットワークのライフサイクル全体の管理コストと時間の削減を実現。また、すべてのアクセス・レイヤ・ポートで一貫したポリシーを適用することでコンプライアンスの強化および人的エラーの発生を抑制し、ネットワークの可用性が向上する。

ミックス&マッチ スタッキングは、単一のスタック内でエントリーレベルのスイッチと高度なスイッチを混在させることで、同一スタック内にある高度なスイッチの先進機能をエントリーレベルのスイッチにも適用させることが可能になる。これにより、コストを抑えながら、高度なスタックを構築でき、優れた投資保護を実現する。

これらの新技術は、2013年前半に提供開始され、すべてのBrocade ICXおよびBrocade FCXスイッチに適用される予定。Brocade ICX 6430/6450は、同社のチャネル・パートナーよりすでに販売が開始されており、参考価格1,295ドルから。