ヤフーは3月8日、Android向けアプリ「防災速報」を公開した。同アプリでは、新たな仕組みとして専用のプッシュ配信を整備して速報性を高めており、当初は先着10万人を対象としたオープンベータ版として公開するとしている。
10万人に達した時点で公開を一時停止し、サービス品質を確認しながら段階的に一般提供を行っていく予定。なお、iPhone向けのサービスはすでに2011年12月より提供している。
同社の「防災速報」は、地震情報や豪雨などの警報・注意報、災害情報などをまとめて受け取れる無料のサービス。今回公開されたアプリ版では、通知を希望する災害情報、対象地域などを事前に登録しておくことで、速報があった際に自動的に通知されるようになっている。
通知される情報は、最大震度が設定震度に達した場合の「地震情報」、全国の津波警報・注意報の「津波予報」、直近1時間以内に設定した降水量を超えることが予想される場合の「豪雨予報」など。なお、地震情報は地震動の予報・警報を伝える「緊急地震速報」とは異なる。
設定できる「対象地域」は3箇所までで、自宅・実家・勤務地など複数地の登録が可能になっているほか、TwitterやFacebookにコメントなどが送れる「ソーシャル共有機能」も搭載されている。