コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は3月8日、北海道警生活経済課サイバー犯罪対策室が3月6日に、インターネットの個人売買掲示板を使用して権利者に無断で複製したアニメーション作品などの海賊版を販売していた福岡県の大学生男性(22歳)を、著作権法違反(海賊版頒布)の疑いで逮捕し、3月7日に札幌地検に送致したことを公表した。

発表によると、この男性は、2011年4月19日頃~6月5日頃にかけて、サンライズの「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」、東映アニメーションの「悟空外伝!勇気の証しは四星球」ほか7作品、トムス・エンタテインメントの劇場版「名探偵コナン 天空の難破船」ほか7作品など、各社が著作権を有するアニメーション作品を、権利者に無断でDVD-R計31枚に複製し、札幌市の男性ほか3名に対し1万3500円で販売していたという。

男性は容疑を認めており、警察の調べに「小遣い稼ぎのために海賊版を販売していた」「ファイル共有ソフトからマスターを入手して海賊版を作成した」などと供述している。警察では、この男性が、昨年2月頃から逮捕されるまでに少なくとも約100万円を売り上げたとみて調べを進めているとのこと。