東京・渋谷の「パルコミュージアム」では、伝統こけしを紹介する「kokeshi pop ポップでカワイイこけしの世界」展を12日まで開催している。入場は無料。
「こけし」の愛らしさは、乙女文化の元祖である竹久夢二らにより広められ、いまなお多くの愛好家が存在。その魅了は日本だけにとどまらずイームズ夫妻、ブルーノ・タウト、ディック・ブルーナらもいち早く着目していたという。
本展では、世界に誇る日本の「カワイイ」のルーツが「こけし」にあるのではないかとし、各系統の「伝統こけし」から、安齋 肇、しりあがり寿、五月女ケイ子といったクリエイターによるオリジナルの絵付けこけしまでを展示公開する。また、会場では職人による実演販売や絵付けワークショップなども開催される。なお、本展は東北の被災者支援をひとつの目的としており、販売による売り上げの一部は寄付に充てられるとのこと。