日本ヒューレット・パッカードは3月7日、統合IT運用管理ソリューション「HP Business Service Management 9」を拡充し、クラウド/仮想化環境におけるIT性能の将来予測を可能にする分析ツール群「HP Service Intelligence」を発表した。

「HP Service Intelligence」は、IT環境の問題が発生する前に予測して、ビジネスへの影響が及ぶ前に対処するための分析ツール群で、これにより、動的なクラウド/仮想化環境において安定したIT運用が可能になる。同ツール群は、以下の3つの製品で構成される。

予測分析ツール「HP Service Health Analyzer」

クラウド/仮想化環境における問題の発生を予測分析して、異常が検出されるとアラートを送信し、ビジネスへの影響を防止する。

キャパシティ管理ツール「HP Service Health Optimizer」

各サービスのコストとパフォーマンスのバランス評価からキャパシティの最適化を行い、トレンド分析などによって、将来的なキャパシティの予測と計画を支援する。

レポーティングツール「HP Service Health Reporter」

サイロ化されたクラウド/仮想化環境全体のパフォーマンス情報を1画面に集約して表示。ビジネスサービスとインフラストラクチャの相関関係を示し、サービス視点からクラウド/仮想化環境の健全性を把握する。

HPビジネスサービス管理のデモ

各製品の価格は、「HP Service Health Analyzer」が840万円から、「HP Service Health Optimizer」が504万円から、「HP Service Health Reporter」が840万円から(いずれも税込)。