ラリタンは3月7日、データセンター向けITアセット管理ツール「AMT/AMS」と環境管理のスマートラックコントローラ「EMX」を販売開始したと発表した。

「AMT/AMS」は、ユニークなIDチップとバーコードを持った電子IDタグ「アセットマネジメントタグ(AMT)」を、読み取りセンサである「アセットマネジメントセンサ(AMS)」に取り付けることで、変更を含めてITアセットの位置情報をリアルタイムで管理することを可能にする。同製品はSNMPによる通信が可能なデバイスと連携し、同社のDominion PX2シリーズ(近日発売予定)やEMXに加え、サードパーティ製ITアセット管理ツールにも対応する。市場想定価格は11万2,000円から。

「AMT/AMS」の仕組み

「EMX」はラック周りの環境監視を行うIPベースのアプライアンスで、温度・湿度・気流・気圧・煙・水・ドアの開閉やWebカメラの映像、AMT/AMSからの資産情報といった各種情報を収集・管理する。同製品で収集した情報はエネルギー管理ソフトウェア「Power IQ」またはサードパーティ製データセンタ管理ツールに提供され、ユーザーはその情報をもとに冷却システムの見直しや設備の再配置を行うことで、省エネを推進できる。市場想定価格は6万円から。